研究レポート|城山整体専門学院(整体の専門学校)

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研究レポート

気孔とは何か Part1

2001.8.22
城山 雅広

●中国における気功(導引)の歴史

原始の時代からどの民族も自然の営みに近かったに違いない。
動物の動きや、植物の形を観察し健康を保っていたのかもしれない?
どの民族も動物本能でケガをすれば押さえ、舐め、お腹が痛くなれば擦り現代人の我々がしている自然の行為を行なっていたに違いない。
そして、本能的に自然界にはある何かが存在し、それを身体に取り込み調整すれば健康になれると感じたのであろう。
実際、医学や科学が発達した現代でさえ、世界各地のそれぞれの民族に伝わる伝統医学は西洋医療の行き詰まりと共に大きなうねりで今、再認識されつつある

気功もその代表的な健康法の一つであろう。
では、原始の時代から行なわれていた気功が文献として我々の目に登場するのはいつ頃であろうか?
いまから約2200年前に編纂された最古の医学経典である(皇帝内経)の中に気功の内容についての記述がみうけられる。皇帝内経は素問、霊枢の2巻からなる。
それによると気功には三つの効用があるという。
1つめに病気の予防
2つめに病気の治療
3つめに寿命を延ばす

そして1972年に毛沢東の故郷に近い長沙(湖南省)の馬王堆で前漢時代の(前202年〜後8年)墓が発見された。
そこから1枚の絹絵が出土した。1平方メートル程の絹に様々なポースをして気功をする絵が描かれているのである。
長沙から出土したこの絹絵は地名を入れて(馬王推古導引図)と呼ばれ古代中国の健康法の源流といわれている。
勿論気功という言葉が初めから使われていた訳ではない。
1953年劉貴珍氏が気功療法実践という本を出版した時から昔からさまざまさな呼び方をされていた健康法を一括して(気功)というようになった。それまでは(吐納法)(導引)(按喬)(導摩)(按摩)と様々な呼び方をされていた。
ですから、気功という言葉が使用されてからまだ48年しか経っていないのである。日本では気功に相当する言葉として(手当)が使われている。

●日本における気功(導引)の起源

気功(導引)が日本に持ち込まれたのは4世紀末古代帰人化人として知られている王仁(わに)が論語十巻、千字文、平法学、などの資料を持ってきた時が最初とされる。
江戸時代までは気功(導引)は人々の主流医学だった。
江戸時代気功(導引)の大家だった俳人としても名をあげた上島鬼貫(おにつら)がいる。また養生訓で有名な貝原益軒が導引について詳しく説明しているし、国学者の平田篤胤気功(導引)についての書物を書いている。
江戸時代まで医学の主流だった気功(導引)も明治時代になって西洋医学が全面的に採用され、漢方や和方医学(日本古代医学)は次第に姿を消していった。

さて、導引(気功)、按摩、指圧は江戸時代から行なわれていたのであるが明治時代になってアメリカからカイロプラクティク、オステオパシー、スポンディロテラピー等の技術が入ってきたのであるが、これらの技術も手当(気功)である。マッサージは1885年(明治18年)に医療技術をしてヨーロッパから我が国に入ってきた。
カイロプラクティクは1896年にアメリカのダニエル.デビット.パマーが創立した。
カイロは手を意味し,プラクティックは技術の意味である。
オステオパシーは1874年アメリカのアンドリュー.テーラー.スティルが創設した。オステはギリシャ語で骨を意味し,パシーは病理の意味である.
すなわち疾病は全ての骨から異状がくると提唱した。
スピンディロテラピーは1910年アメリカのアルベイト.エブラム博士が創設した。スポンディロがギリシャ語で脊髄を意味し、テラピーは治療、癒す操作の意味である。
次に我々がよく使うマッサージであるがギリシャ語の唸る、アラビア語の圧する、ラテン語の手、ヘブライ語の触れる、からきていると言う。
按摩も手でもって押さえるとか撫でると意味である。
この事からも分かる様に手技療法である整体法も手当である事から気功と言えるのであろう。
この様に世界各地にはそれぞれの国に根差した手技による伝統医療がまだまだ沢山ある。インドの仏教医学、アーユル、ヴェーダ、ヨーガ、アラブ医学(ユナニ医学)、チベット医学、アフリカ伝統医学、フランス、ドイツで発展した催眠医療などなどである。我々にとって大事なことは○○療法、○○療法とこだわる事なく多くの技術を身に付けてクライアントに接するべきであろう。全てルーツは同じなのだから。癒しの技術は多くあった方が良い。

●硬気功 と 軟気功

気功には大きく大別すると(硬気功)と(軟気功)があります。
硬気功は武術気功といって太極拳や合気道、空手、剣道などがあります。
軟気功は気功師が行なう気功で医療気功とも言います。
そして軟気功には外気功と内気功があり外気功は家族や他人に“気”を放射して行なうものです。内気功は自分に対して“気”を巡らすものです。どちらも病気の予防、健康の回復、精神の安定や寿命を延ばす事が主な目的です。
そして、内気功には静功、動功、按功があります。
静功は体を動かさずに行なう。動功は体を動かして行なう。
按功は整体やマッサージなどを行ないながら気の巡りを良くするものです。

● 気 と 種類 について

“気”には(先天の気)と(後天の気)があります。
先天の気とは母親の体内で養われた気で生命活動の基本的なエネルギーです。
後天の気は食べ物や呼吸から得られるエネルギー(気)です。
そして、先天の気と後天の気が混じり合い生命活動のエネルギーとなりこれを
(真気)と言います。

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