Healthy Eating
2001.8.9 井上サリ
人間は、活動するエネルギーを「食べ物を食べる」と言う行為で、得ていると同時に自分の体を作る為に食べ物を食べるとも言えます。『You are what you eat』という言葉は、『あなたは、あなた自身が食べた物』という意味です。
1、エネルギーを得るため
体を動かす際のエネルギー(カロリー)はすべての食べ物から摂る必要がある。体を動かさずにじっとしていれば、エネルギーは使わなくてもよいかというと、そういう訳にはいかない。エネルギーを使うというのは、手足の筋肉を動かすときだけでなく、脳で考えたり、呼吸したり、食物を消化し栄養素を吸収して体を作ったりする場合にもエネルギーは必要である。
2、からだをつくるため
私たちの体は様々な化学物質から構成されている。これらの物質は、体の中で自然に発生するわけではなく、すべての食物を消化吸収して体に取り込まれた栄養素をその由来としている。人の体は、重量の約60%が水である。血液や体液など、水は重要な体の構成成分であり、水分の摂取をせずに生命を維持することはできない。
また、人の体にはタンパク質と脂肪がそれぞれ約17%づつ存在している。骨をつくるカルシウムやリン、筋肉や血液に多く含まれる鉄などミネラルも体の構成成分であるが、すべてあわせても10%程度である。また、糖質は体には1%程度しか存在しない。
体の構築は、成長期のみ行なわれるのではない成人においても、毎日体の細胞が新しいものに取り替えられている。誤った内容の食事を続けていると、体を構築するための材料が不足し、例えば肌が荒れたり,骨が折れやすくなったりすることが考えられる。
3、おいしい、楽しい
なぜ食べるか、という問いをしたときに、この答えが返ってくることが案外多い。以前、未来の食事は、人に必要な栄養素が錠剤になって、それを飲むだけでよくなるのではないかと言われていたことがある。実際の宇宙食として、錠剤ではなく、栄養成分のはいった液体のパックなどが登場したが、現在これは、食事のとれない病人の栄養補給に応用されている。一方、宇宙飛行士は、こういったパックではなく、通常の食事やたこ焼きさえもレトルトパックなどにして宇宙に持っていき食している。食べるということがいかに重要であるかがうかがえる。
食事は、家族の団欒の場所であったり、友達との会話の場であったりと、人と人とのコミュニケーションの機会でもある。このことは、食べる事が、生理的な健康だけでなく、精神的な健康を左右するものである事をさし示しているだろう。
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