TAT理論と健康について
山岡卓巳
(1) 整体を始めたキッカケ
私は、中学校の時から陸上競技をしているので、自分の体調や人の健康について興味がありました。中でも、自分の陸上競技種目は三段跳びと、数ある陸上競技の中でも、腰や膝に負担が強くかかってしまう種目なので、昔から腰痛や、膝、足首の関節を痛めました。そういうこともありこの整体というものに興味を持ちました。しかし、理由はこれだけではないのです。それは、“人とのコミュニケーションを整体を通して出来るのではないだろうか”ということです。昔から初対面の人と接する時になにか少し壁のようなものを作ってしまう自分、深く付き合おうとする時、心の奥深くでそれを拒んでしまう自分。しかし、人間の皆が持つ健康という話題を通じ、その人の体に実際に触れてみて、初対面の人ともスムーズに心が開け合い、知人との間にも今までなかった、より深い親類関係を築けるのではないかと考えていたのも、整体を始めるキッカケになった1つの要因です。
(2) 自分の考えるコミュニケーションと、TAT理論
先ほど書いたように、私は整体を通してコミュニケーションが出来ればすばらしいと思っていたので、このTAT理論の講義を開いた時、これを自分の整体にも活かしていこうと考えました。それはTAT理論には、相手と術者の間には確固たる信頼関係が必要になるとあります。しかし、その信頼関係を築く為には、真剣に相手の欲しているもの追求する姿勢が必要になります。私は、そこにコミュニケーションが生まれ、信頼関係が築かれていくのだと思います。つまり、真剣に相手のことを考えることが、人との繋がりをより深いものにしていくのです。なぜならその真剣さというものは、たとえ言葉に出さずとも行動(施術)で伝わるものだと思うからです。健康の為だけではなく、自分の人生をより楽しくしていく手段として整体を学んだり、受けたりする事も良いのではないのかと考えます。
(3) 人との信頼関係から生まれる健康
人間はリラックスをした状態が一番健康的で、落ち着ける時だと思います。では、人が一番リラックスできる場所はどこだろう?と考えると、例えばそれは家族といる時や親しい友人といる時などだと思います。初対面の人など、他人の前では、たいていの人は緊張してリラックスはできないと思います。この前者と後者の間の差は、信頼関係の有無にあると思います。信頼とは、「その人を信じきって、すべてを任せること。」と辞書に書いてあるように、お互いがこのように思える関係を築かなければ、リラックスした状態にはならないのです。しかし、TAT理論によって、コミュニケーションが生まれ、信頼関係がそこから築かれ、相手はリラックスできるわけです。つまり、TAT理論と健康は信頼関係というものを通して繋がっていると思います。
(4) まとめ
自分も整体を実際に勉強し、実際に施術を受けてみて、相手の気持ちを感じる、感じさせるということが、まだなんとなくですが、分かるようになりました。術者が真剣に相手のことを思い考えている姿勢というのは、おのずと術者の体の中から自然と発せられ施術を受ける方は安心し身をゆだねられると実感しました。
僕もこれから整体をスポーツのケア、コミュニケーションとして、そして職業としてと、様々な形で整体を用いていきたいと思います。特にスポーツのケアとしての整体は、腰などの負担の大きい陸上競技を続けていく上で、自分の為にも、仲間のケアの為としても、とても重要なものになってくると思います。その為これからも、自分なりに知識を深め、より高い技術に到達できるように勉学に励みたいと思います。そして、整体をしていく上で、体の痛みや脊柱の調整が出来るだけの整体師としてではなく、心の痛み、悩みというものも軽くできるような整体師になっていきたいと思います。
これからは、もっと多くの人々を背術して経験をつみ、相手の気持ちに気付いてあげられる術者になっていきたいです。今までお世話になった先生方ありがとうございますた。
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