催眠心理セラピスト科 レポート
2003年 3月17日
具嶋直子
ヒプノセラピーという言葉を知ったのはつい最近で、それまでは多くの方が誤解されているように、子供の頃から見ていた、テレビの派手なパフォーマンスの影響で、催眠術というのは手品か魔法の一種のような感を抱いていました。
かかりやすい人、かかりにくい人が居るというのは何となく理解していましたが、余りにも劇的に変化する(動物になったり)ところを見ると、演技力のあるタレントさんだし、素人に見えても、その人はサクラかなと思ったりした訳です。
しかし、知人から話を聞いたことがきっかけで、催眠術が心理療法として有効なことも知りました。催眠にかかれば、酸っぱいレモンも甘く感じたりする訳で、禁酒禁煙に効果がありそうだし、ひょっとしたら、性格もかえられるんじゃないだろうかと思っていました。自分自身が今迄の人間関係や生活行動パターンの影響でネガティブな方向に進んでいたので、現状を打破したいという気持ちが強く、催眠は暗示の効果があるということを理解して、持病の治癒や性格や思考パターンの改善に効果をもたらせたい一心で、催眠療法に興味を抱くようになりました。
それまで特別に催眠を試したことはなかったのですが、不眠で苦しんでいたときに薦められたヒプノセラピーの誘導テープが体験となり、確かな手ごたえを感じて、自ら学びたい一心にかられ、貴校の講座を受講する運びとなりました。
今回短い期間ではありましたが、催眠療法を学んだことは私にとって大きな収穫です。催眠はかけられるというより、誘導を受けて導く、自らの自己催眠ということですが、これは学ぶ前から漠然と理解していました。というのも、今迄の経験から、思い込みの強い私は人から言われたマイナスの言葉を受けて、自らマイナスの方向に進んでいたような気がしていたからです。これは癖のようになっていて、自分のコンプレックスや自信喪失に繋がっていました。催眠状態においては、脳はリラックスした状態になり、それにより、快感物質増加したり、自然治癒力のアップに繋がるということで、この間にプラスのイメージを与え続けるということが大切だと思います。確かに普段でもプラス思考でと心がけてはいるつもりですが、潜在意識に刻み込まない限り、マイナス思考の悪しき習慣が絶たれないように思うのです。日常、人間は類催眠という軽度の催眠状態を幾度となく体験していると教えて頂きましたが、それ以上の変性意識状態に持っていくとなると、自分では難しいと思っていました。
私自身が今回初めて実際の誘導催眠を受けて、上手く入っていけるかどうか疑問でしたが、初日の講義で八子先生の催眠誘導を受けたとき、確かに瞼が重くなり、全身の力が抜けていくのを感じました。先生の誘導に逆らい、起きることもできたような気がしますが、その場は素直に誘導に従っていくのが自然だと感じました。翌日に城山先生が名古屋校にお見えになって「それは催眠ではなく、睡眠だ」と冗談まじりにおっしゃっていましたが、私の意識はきちんとありましたので、たしかにこれが催眠状態だと思いました。この日は風が強く室内も静かとは言いがたい状況で、尚且つ初めてお会いする先生で、催眠に入れたのは少し意外でした。初めてとはいいながら、先生との信頼関係もできていたんだなと思います。概論で学んだように、催眠は「ラポール」と「チューニング」が大切なのですね。
2日目は城山先生に直接講義していただき、初日よりも深い催眠を体験させていただきました。催眠の深度でいうと、私は感情支配というミディアムトランスの状態です。鳥になって空を飛ぶという誘導で、瞼の裏には、航空写真のように眼下に景色が広がっていきます。私はハッキリとした映像が浮かんでくるわけではありませんが、その場所を感じることができました。行きたい所へ自由自在に、イメージの赴くまま飛行できます。私は行ったことのない屋久島の縄文杉を目指していました。苔むした匂いや湿った空気も感じました。中にはディープトランスと言われる深い催眠に入られた方もいらっしゃったでしょう。
私も経験を重ねれば、より深い催眠に入っていけるかもしれません。
催眠は治療法として活用する事は勿論、日常生活においても多いに活用したいものです。
人間関係を円滑にする、コミュニケーションのポイントは潜在意識にあるのかもしれません。潜在意識に直接働きかけるには催眠がもっとも有効でしょう。催眠は奥が深く何事にも応用が利くので、今回の受講をスタートに、自己催眠(暗示)は勿論、何かと悩み苦しんでいる周りの人たちにもプラスの暗示をかけて、互いに人生を楽しんでいきたいと思っています。
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