イチローの成功要因
2007年8月18日
リラクセーション整体科全日制1年コース
矢野 真基
はじめに
私がイチローに興味を持ったのは、第一に今のプロ野球でNO1プレイヤーであると同時に記者会見やトーク番組でみせる人間としての魅力を感じたからです。
成功者イチローの考え方などが整体や他の職種にも生かせると思いその考え方を私自身が吸収することができたらいいなと考えたからです。イチローが行っている行動には1つ1つ意味があって、それが全て成功に繋がる道であると私は確信しています。このレポートでは、イチローに関する本を読んだり、インターネットで調べたことを引用しながら、私の考えを述べたいと思います。
1.気持ちをこめて道具を扱おう
イチローがいつも心にとめている言葉があります。それは 「気持ちをこめて道具を扱おう 」という言葉です。バッティングの調子が悪いのをバットのせいにして、シーズン中に何度も何度もバットを取り替えるような選手は一流とはいえません。結局バッティングの調子の悪さを道具のせいにして努力を怠っているからです。常日頃、城山先生から、整体で使うマットや枕は商売道具だから、長持ちするように大事に扱い、よく手入れするように教えていただいています。まさにイチローの言葉 「気持ちをこめて道具を扱おう 」という言葉に通じることだと思います。私はこの言葉を整体を行う上で1番大切な事だと頭に入れて、毎日大切に道具を扱い、時には綺麗に磨いたりしたいと思います。道具を大切にできないのは、整体を大切にしていないことだと思うからです。
2.言い訳と決別しよう
人の意識にある「成功しようとしている自分」と、潜在意識の中の 「もう1人の自分 」とは必ずしも同じなわけではない。何かの行動をすることに迷いが生じたとき、それはこの2人のあなたが心の中で主導権の奪い合いをしている証なのです。その結果、ほとんどの場合、潜在意識のほうが主導権をとるのです。言い訳を考え始めだしたとき、潜在意識の中のもう1人のあなたが失敗するための行動プログラムを作成し始めるのです。だから大抵の場合、あなたの行動は失敗に終わるのです。言い訳を言葉にした瞬間、あなたの潜在意識が行動の主導権を握り、失敗に向かって突き進む運命にあるからです。言い訳こそ成長を阻む最大の敵です。この言葉は、いつも言い訳ばかりしていた私は、頭をハンマーで殴られたような衝撃をうけました。私の中にある潜在意識が失敗をするための行動プログラムを作成し始める・・・。これは私にとってマイナスな作用ですので、今後改めていきたいと思います。口は災いの元といいます。自分のことを色々いうと言い訳に聞こえてしまいます。相手にどうとられるかわからない言葉は発言せず、行動で示したいと思います。ピンチの状況に追い込まれた時、言い訳が脳裏に浮かんでくるけれども、グッと我慢したいと思います。言い訳と決別することを誓いたいと思います。
3.結果を悔やむのはやめよう
イチローの語録に 「僕はいつも一生懸命プレーしようとしているけど、今日は結果が出ませんでした。でも、そのことを悔やんでもいないし、恥ずかしいとも思っていません。なぜなら、全力を尽くしたからです。 」という言葉があります。結果ばかり気にしている人は、その結果に左右されてしまって、結局は良い結果は出ません。イチローのように、結果はどうであれ、そこに到達するまでのプロセスを大事にすることのほうが重要なんだと思います。結果ばかり気にしていては前に進めません。失敗は成功の元だと思うので、努力したプロセスに注目して私も頑張りたいと思います。
4.単純作業をもっと楽しもう
イチローはキャンプなどで練習が一通り終え皆がホテルに戻ったあと、3時間も4時間もひたすらピッチングマシーンを相手にものすごい打ち込み練習をするそうです。そのとき「身体が要求するからやってるだけなんです。要求しなければやりませんよ。」と涼しい顔をして言ったそうです。単純作業は楽しくはないし好んでする人は、あまりいないと思います。しかし、イチローは自分にとって必要だと感じたら面白くない単純な作業も苦にならないのです。スポーツでも勉強でも整体の練習でも、その努力が自分自身の血となり肉となると思えば辛いことや面白くないことでも楽しくなると思います。頭の中で考えているだけでは進歩はありません。身体や手を動かして単純作業を身体に覚えこますことにより、人間は進歩できるのだと思います。私もそんな風に前向きに考えたいと思います。
5.細かいことほど念入りにやろう
イチローがバッターボックスに入った時の仕草など、常に同じです。毎回なんの狂いもありません。入念なストレッチをする姿はとても美しいと思います。一打一打の打席に入るまでの細かい決めごとを同じ手順でこなすことにより、最高の心理状態でバットを振るのです。細かい手順を無視してうまくいくはずがないのです。これが物事をうまく運ぶコツです。細かい決めごとをコツコツと丹念にこなしてこそイチローのように初めて偉大なことができるのだと思います。
6.自分の人生を変えてくれる師匠をもとう
イチロー選手が、高校を愛工大名電にしたのには理由があります。当時、もう有名だったイチローであれば、周囲は誰しも中京商業などの甲子園常連校に行くと思っていました。イチローの 「夢 」の目標は、あくまでプロ野球であるので、高校はプロになるための通過点であった。当時の愛知県内の高校の監督で、教え子が一番プロ野球選手になっていたのが、この中村監督でした。彼は、高校野球で優勝することより、一流のプロ野球選手により近い道を選んだと言われています。ワールドベースボールでもわかるように彼が成功した理由は、運動神経が良かったからでも、運がよかったからでもなく、彼の考え方や心構え・強い気持ちがあったからではないかと思います。イチローが中村監督に対して 「間違いなく人生の師匠でしょう。 」と語っています。中村監督から、野球を教わることはもちろんですが、社会に出てからのための教育をしてくれたんだと感じているようです。私も城山先生から整体の技術だけを習っているのではなく、人生についての教訓を教えていただいているのだと日々感じています。もちろんある程度の技術を先生から教えていただき先生の技術を盗んでいかないといけないでが、それ以外の先生から教わる言葉や経営者としての心構え、接客態度なども今後勉強していきたいです。今回のように宿題を出されたときや、整体の練習をするときに「やらされている」と感じるのでは時間をかけても上達しません。ですので自主性を持ってやっていけば上達も早いと思います。人生の大事な時期に素晴らしい師匠に出会えた私は幸せ者だと思います。
7.イチローの小学6年生の時の作文
「僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。そのためには、中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。活躍できるようになるためには練習が必要です。僕は3歳の時から練習を始めています。3歳から7歳までは半年くらいやっていましたが、3年生の時から今までは、365日中360日は厳しい練習をやっています。だから1週間中で友達と遊べるのは時間は5〜6時間です。そんなに練習をやっているのだから必ずプロ野球選手になると思います。そして、その球団は中日ドラゴンズか西武ライオンズです。ドラフト1位で契約金は1億円以上が目標です。僕が自信のあるのは投手か打撃です。去年の夏、僕たちは全国大会に行きました。そして、ほとんどの投手を見てきましたが自分が大会NO.1選手と確信でき、打撃では県大会4試合のうちホームランを3本打ちました。そして、全体を通した打率は5割8分3厘でした。このように自分でも納得のいく成績でした。そして、僕たちは1年間負け知らずで野球ができました。だから、この調子でこれからも頑張ります。そして、僕が一流選手になって試合に出れるようになったら、お世話になった人に招待券を配って応援してもらうのも夢の1つです。とにかく1番大きな夢は、プロ野球選手になることです。 」 この作文の中に、人生において成功する考え方 ・心構えがすべて入っていると思います。まずは大きな欲望= 「夢 」 「目標 」があること=目標設定能力、イチローの場合は 「夢 」=「必ず達成したい目標」なんだと思います。大きな 「夢 」=「目標」があり、それを達成するための計画が具体的に書かれています。運や他人に頼ってしますような文章はひとつもなくて、最大限の努力をすることを惜しんでいません。もっとすばらしいのが、自己中心的ではなく、 「お世話になった人に招待券を配る 」などの社会的貢献や人としてのモラルの高さがみられます。 この考え方は何をめざすにしても素晴らしい考え方だと思います。
8.目先の一歩
「今思うのは、小さいことを重ねることが、とんでもない所に行くただ一つの道だと感じている。 」当たり前のことだが、重みのある言葉だと思います。人間誰しも、壁や困難にぶつかる。挫折や失敗もある。そういう時は、余り先のことは考えずに、目先の今やるべきことだけを考えろということだと感じました。 私もそうしていれば、いずれ、将来の道が開けてくるものと思います。
9.野球は趣味か、仕事か
「野球は趣味か、仕事か、と聞かれれば僕の場合、限りなく趣味に近いです。」とイチローが語ったことがありました。この言葉ひとつの答えとして 「仕事だと思ってプレーしていたとすれば、ある程度の報酬を手にしたときに(もういいか、これで)となるかもしれない。でも、これが自分の好きなことだと思えばもっともっと何かがあるんじゃないか、という気持ちになれる。 」これから自分がやっていく仕事を、仕事とだけと思わず、その中に面白さや、達成感などを感じていきたいです。そのなかで、イチローみたいに、仕事というより、趣味になっていけたらいいと思いました。
まとめ
最後に、イチローから学べた事は色々ありましたが、常に高い価値観を持って、言うべきことはきちんと言えるという姿勢・思考を私ももっていきたいと思いました。 将来整体の仕事をずっとやっていく上で、イチローの考え方を参考にし、自分自身の 「必ず達成したい目標 」をたて、それに対し何をやり、そのための努力をやっていきたいと思いました。 今の自分は、まだまだこのような考え方や気持ちがもててないのは、わかっているので、少しずつでも成功する人間になれるようになりたいです。 これからまだ、学校が約7ヶ月ありますので、気負いしすぎず、自分のペースでやりながら、目標にたどりつけるように、頑張りたいです。
参考資料:
「イチローの流儀」(小西慶三、新潮社)
「イチロー選手の 「夢 」をつかむ言葉 」(児玉光雄、日刊 ス ホ ゚ ー ツ出版社)
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